卵を保存するこつ
卵の殻には、目に見えませんが、小さな気孔が無数にあいています。
水洗いすると、表面のよごれが殻全体に広まるだけでなく、その気孔から殻の内部に入ってしまうため、卵を洗うときれいになるどころか、かえって早く傷んでしまいます。
買ってきた卵に泥や羽根がついていたら、ペーパータオルなどでふくだけにしましょう。

不安定にはなりますが、とがったほうを下にするとより長持ちします。
卵は殻の気孔から常に呼吸しているので、においのきついものの近くに置くと、そのにおいを吸い込んでしまいます。
ネギやニラなどのにおいの強い野菜や漬物、生魚などを卵のそばに置かないようにしましょう。
卵の鮮度は、塩水に浮かべるとわかり、古い卵は塩水に入れると浮き上がります。
これは、卵の中の水分が時間がたつと蒸発し、卵がかるくなるためです。
新鮮なときには真水に対して1.08程度の比重がありますが、水分が蒸発すると、1.02以下となり、食塩水に入れると浮かぶようになります。
塩水に浮く卵はかなり古くなっていると考えましょう。

