食品を冷凍するコツ

そこで、今回は、食品を上手に冷凍するコツについてお話ししたいと思います。
食品は細胞でできており、その中の水分がすばやく凍ればおいしく冷凍できます。
熱を伝えやすいアルミトレイに置いたり、冷凍中はドアを開けないなどの工夫をして一気に凍らせましょう。
一方ゆっくり凍らせると、細胞の中の水分が大きな氷になり、細胞を破壊し、解凍したとき栄養やうまみが流出してしまいます。
これを防ぐために、マイナス1℃からマイナス5℃の温度(最大氷結晶生成帯)を30分以内で素早く通過させると良いといわれています。
調理した食品は冷ましてから冷凍庫に入れる、小さく切ったり小分けしたりするなどの工夫をしましょう(*^^*)
また、冷凍庫の中の氷がだんだんと小さくなるのを見たことがあると思いますが、これは、水が気体になって出ていってしまうため。
冷凍した食品からも、同じように水分が逃げていきます。
ですから、もとどおり解凍するためには、水分が逃げないようにラップに包んだり、密閉容器に入れるなどして冷凍します。
さらに忘れがちなのが、日付の記入です。
冷凍庫に何でも放り込むうちに、いつ冷凍したのか分からなくなるからです。
そして、一度解凍したら使い切るようにします。
もう一度冷凍すると、味や栄養を損ない、衛生的にもよくないので避けましょう( ^o^)y
■■■冷凍に向かない食品■■■
牛乳、マヨネーズ・・・脂肪分と水分の凍る温度がちがうため分離してしまう
生野菜(葉物)・・・しもやけを起こす
生卵・・・膨張して割れてしまう
豆腐、こんにゃく・・・変質してしまう
ゴボウなどの繊維の多い野菜・・・解凍したとき水分がぬけ、スポンジのようになってしまう
寒天を使ったもの・・・水分が抜けて、もとの乾燥寒天のようになってしまう

