ギョウザをおいしく作るこつ

そこで今回は、おいしくギョウザを作るこつについてお話します。
おいしいギョウザをつくるには、まず皮から手作りしてみませんか?
作り方は、強力粉と薄力粉を3対1の割合で混ぜて、ぬるま湯を加えてこねるだけです。
お湯でこねるのは、お湯の熱で小麦粉のデンプンがのり状になり、焼いたときにもちっとした食感に仕上がるからです。
水でこねてしまうと、皮のかたいギョウザになってしまうので注意してくださいね。
そして皮の生地をこねたら、30分ほどねかせます。
こうすると、小麦粉のデンプンとたんぱく質が、小麦粉中の酵素によって分解され、分子が互いに絡み合いやすくなるためです。
なお、このとき冷蔵庫には入れないようにしてください。
これは、デンプンやたんぱく質を分解する酵素は、ある程度高い温度でないとよく働かないからで、30℃位でねかせるのがベストです。
次にギョウザの具についてですが、具には豚肉だけでなく、白菜、ニラ、ネギ、ニンニクといった野菜を混ぜると、おいしさが倍増します。
これは、野菜にはうま味成分であるグルタミン酸が多く含まれており、このグルタミン酸と、豚肉のうま味の素であるイノシン酸との相乗効果で、うまさがグンと増すためです。

ギョウザに火を通すと、中の具は熱で膨らみますが、皮はわずかしか膨張しません。
そのため皮にひだをよせないと、あんの膨らみをカバーできずに、皮がパンクして、中から具がこぼれてしまうからです。
そして、ギョウザをおいしく焼くには、ギョウザが半分つかるくらい、お湯をたっぷり入れましょう。
ギョウザをパリッと仕上げるには、蒸し焼きにして、水蒸気の力で皮全体に熱を加える必要があります。
手順は、まず加熱し、薄く油をひいたフライパンにギョウザを並べ、ギョウザの高さの半分までお湯をさします。
そしてフタをし、強火で3分ほどゆで、蒸し焼きにします。

水を入れてしまうと、フライパンの温度が下がり、皮がぐったりしてしまいます。
そしてその後、フタでおさえながら湯を切り、油をギョウザに回しかけ、再度フタをして弱火でこんがりと焼きます。
焼きあがったら、フライパンを、すぐにぬれブキンにのせると、皮がフライパンにこびりつかずにきれいに取り出せます。
火にかけていたフライパンは、熱せられて多少膨張しており、それを冷たいフキンで冷ますと、この膨張がすみやかに収まり、ギョウザの皮とフライパンの間にすき間ができるためです。
おいしいギョウザをたくさん食べて、スタミナをモリモリつけてくださいねヾ(*'-'*)

